高齢化する税理士業界 若手の税理士を選ぶメリット

税理士の平均年齢が約65歳と言われている通り、近年、税理士業界が全体的に高齢化しています。

主な要因としては、若い人で税理士を目指す人が減っている、税務署OBが税理士登録している(※)、廃業はしていないが実際には稼働していない高齢の税理士がいる、など、様々な要因が考えられます。
※23年間以上国税関係の業務に従事した場合、国家試験が免除されます。

また、数年前の統計では、税理士全体で30代以下の占める割合が約10%と少数です。さらに、開業税理士に限っては、約5%とごくわずかとなってしまっています。

高齢化しているのと同時に、若い税理士が圧倒的少数となっていることが、その数字からわかります。

実際のところ、税理士会の研修会や集まりに参加した際も、30代なかばの自分が一番若手では?と感じることがしばしばあります。

さて、そのような形で、結果的には数少ない存在となってしまっている若い税理士ですが、若い税理士を選択するメリットは確実にあると私は考えています。

私が考えるメリットを下記にご紹介したいと思います。

若手の税理士を選ぶメリット

若い人ほどITの知見がある

これは言うまでもありませんが、私より若い世代は学生の時よりPCなどのIT機器に慣れ親しんでいます。

仕事においても、どのような職種でもPC、スマートフォンをはじめとするIT機器を使った業務がほとんどであり、ある程度の社会人経験のある人であれば、少なくとも抵抗なくIT機器を扱うことができるレベルにあると考えられます。

また、税理士業界は他の業界に比べて、依然としてアナログな業界ではありますが、その業界の中においても、IT化が顕著となっており、ITに関する知識はむしろ確実に必要なものとなってきています。

但し、その中においても、高齢の税理士の中にはアナログな手法をとっている方がまだまだいるという現実があります。

今後は、現状よりITスキルはますます必須となっていきますので、ITに関する知見のある若い人を選ぶメリットは間違いなくあります。

若い人ほど現状に「危機感」を持っている

検索エンジンで「税理士 独立」と検索すると、関連ワードとして、「厳しい」、「食えない」といったネガティブなワードが出てきます。

ひと世代前では、税理士というと高い収入を得られる職業というイメージがありましたが、上記の現象をとってみても、現状とはかけ離れたイメージとなってしまっています。

また、若い人で税理士を目指す人が減っているというのも、恐らく、税理士資格を取得しても高い収入を得られる保証はないと考える人が増えたからと考えられます。

確かに、顧問料相場の下落であったり、AIの登場による税理士業界縮小、衰退の懸念など、税理士業界が置かれている状況は厳しいものがあります。

そのような環境の中で、若い人間があえて税理士という職業を志し、厳しい試験をパスしてまで税理士となること。

それは、相当の覚悟と強い意志、そして、ただ税理士になるだけでは厳しいという危機感を持っていることの裏返しであるといえます。

まとめ

その他、フットワークが軽い、レスポンスが早い、考え方が柔軟である、などがメリットとして挙げられますが、それらは上述の「危機感」から来るものと私は考えています。

税理士という肩書、資格にあぐらをかいていては、お客様からは信頼も評価もされないし、独立しても絶対にうまくいかない、という認識が、もはや若い世代の税理士の共通認識といえます。




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