税理士試験 予備校の「上位3割」という数字に囚われすぎるな

こんにちは。池袋の税理士事務所、会計事務所タクシスの伊藤です。

毎年の税理士試験の科目別合格率を見ると、全ての科目のほとんどの回で10%~15%の範囲に収まります。

ごく稀に10%を割る科目や、15%を超えるケースが発生したりしますが、だいたい10%前半と考えておいたほうが良いでしょう。

そして、予備校の講師は、合格するための学力、ポジションの目安として、模試や答練で上位3割に安定して入れるようにということを受講生に伝えることが多いです。

理由としては、受験生の母集団の中には、独学の方やそもそもまともに勉強していない状態で試験に臨む、いわゆる「記念受験」の方が一定数いるからとのことですが、上記の合格率を考えても、予備校のいう上位3割という数字は妥当な数字かもしれません。

もちろん、学習する上で上位3割という数字を目安にすることは良いことだと思いますが、あまりに上位3割という数字に固執するのは少々危険であると私は思っています。


答練で上位3割に入るという思考より、本試験で合格圏に入るという思考が大事

試験で合格を勝ち取る上で必要な思考は、目先の答練や模試で3割以内に入るということよりも、最終的に集団から頭一つ抜け出して本番で合格圏に入るという思考です。

答練の場合、出題される理論や計算問題を講師が事前にアナウンスすることがよくありますが、答練で良い結果を出すことを目的とするのであれば、その予告された範囲を重点的にやり込むことが一番の方法です。

但し、勉強する目的というのは、答練で良い結果を出すことではなく、「試験で合格を勝ち取ること」であるはずですし、そうでなければならない。

もちろん、最終目標として試験合格というものがあって、その過程として答練で良い成績を、という考え方なら全く問題ありませんが、あまりに近視眼的になるのは悪手です(私が見聞きした限り、税理士試験受験生で目先のことにとらわれる人が少なくないように思いました)。

答練での出題範囲はしっかり固めつつ、既習論点の復習や過去の予告理論についても手を抜かずコンスタントに回していくこと、そして何よりも、心構えとして、目先の結果に固執したり一喜一憂しないことが必要です。

まとめ

目先の結果を重視し、良い結果を出して安心したり、今後の勉強のモチベーションにすること自体は悪いことではありません。

但し、予備校で母集団の上位3割以内を常にキープできていたからといって、確実に合格できる保証は全くありません。

極端な例を持ち出すことはあまり好みませんが、模擬試験の上位数%の人が本番で不合格になってしまうというケースもざらにありますし、私の消費税法2年目の時、上級演習、直前答練、全国模試を通して上位30%に入ったのは一度だけという場合でも、最終的に合格できたというケースもあります。

模試や答練で良い成績を得るだけの勉強をする必要はありません。

それよりも、常に本番で合格を勝ち取ることを最優先に考えて、勉強を進めていきましょう。




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