税理士試験 スキマ時間こそ理論暗記を

TACや大原といった予備校のパンフレットを見ると、税理士試験各科目ごとの勉強時間の目安が書かれています。

例えば、法人税法であれば600時間、消費税法であれば300時間というような具合です。

ただ、この目安というのが厄介で、これだけ勉強すれば合格が保証されるというわけでもありませんし、実際のところはこの目安時間の2倍、3倍勉強しないと合格できない、といった意見もあります。

私の場合、あまり強く目安時間を意識していたわけではないので何とも言えませんが、目安時間というものは、それぐらいの時間を学習に費やさないと試験本番で勝負にならないよ、そして、合格したいのならそれぐらいの時間は1年間で確保してね、というある意味警告のようなものであろうと解釈していました。

但し、受験者の多くを占めるであろう社会人受験生が、年間何百時間という沢山の時間を生み出すことは容易ではありません。

法人税法の目安である600時間を単純に日割りしたとしても、一日あたり2時間弱必要であり、それが最低ラインとすると、当然ながらそれ以上の時間を捻出する必要が出てきます。休息日を確保するのであればなおさらです。

つまり、単純に、合格するだけの学力を身につけるため学習を進めていくことも大切なことですが、それ以上に重要なのは、いかにして勉強時間を捻出していくか、ということ、及び、時間を捻出するために何をすべきかを思考し続けること、です(税理士試験を受験される方であれば、たぶん当然考えていることだとは思いますが)。


スキマ時間こそ理論暗記

まとまった時間が確保できない人にとって、勉強時間を捻出する一番の方法は、スキマ時間を活用することです。

スキマ時間と一言で言っても、通勤、通学などの移動時間、予定と予定の間、病院などの待ち時間、お風呂に入っている時など様々です。

特に、通勤、通学などの移動時間は、ほとんどの方の場合、日々どうしても発生するものなので、その時間を活用するか否かで勉強時間はかなり変わってきますよね。

とりわけ社会人の場合だと、一日のうちに使える時間がかなり限られますので、スキマ時間をいかに活用できるかが、合否に大きな影響を及ぼすと言っても過言ではありません。

例えば、1日に平均20分ほどスキマ時間を捻出し、そこを理論暗記に充てるとすると、

ひと月に、20分×30日 = 600分 すなわち、10時間の上乗せが可能です。

これを一年継続したとすると、

10時間×12月 = 120時間

これだけの時間がプラスされます。

そのように考えてみると、たかがスキマ時間でも、継続することで大きな成果に結びつく可能性があると言えます。

なお、学習内容を理論暗記に限定せず、他の勉強を行うことももちろんアリだと思いますが、スキマ時間に勉強する以上、状況や環境に制限がある場合がほとんどです。それを考えると、スパッと始められてスパッと中断できる理論暗記に絞ったほうが良いかと思います。

時間が確保できないのは皆同じ

働きながら勉強、大学に通いながら勉強、家事や子育てをしながら勉強・・・、といったように、受験される方は皆、それぞれ他にいろいろやるべきことを抱えながら日々勉強に励んでいます。

その中で、どうしても時間の確保という部分で、悩んだり苦労されていることかと思います。そして、時には、その状況を嘆きたくなったり、怒りやストレスを感じることもあるかと思います。

私も、そのような状況、環境で、数年間試験勉強にあたってきたので、痛いほど気持ちは理解できます。

しかし、ネガティブな感情に支配されている限りは、状況は好転しません。時間が確保できないのは皆同じです。

時間がない、と状況を嘆くエネルギーがあるのなら、まず、どうしたら時間を捻出、確保できるか、ということを考え、工夫することにそのエネルギーを使いましょう。




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