税理士試験回顧(消費税法編) その2

その1の続き】

なぜ理論暗記を先に進めたのか?

一番大きな理由は、スキマ時間で勉強できるということです。

また、もう一つの理由としては、私自身、暗記には能力は関係なく覚えたもん勝ちと考えていたほうなので、初学かつ独学の自分が経験者、実力者に勝つには、理論で先行するしかないと思ったからです。

計算のスピード、テクニックは当然ながら訓練が必要なので、そのあたりは割り切って、逆にベタ書き程度の問題なら全て書けるように、という思いでした。

計算のテキストの進度も遅かったので、必然的に理論を先にやることにはなったのですが、当然ながら計算が理解できていないと暗記しづらいという問題が発生しました。

ただ、そこはいずれ覚えないといけないと覚悟して、一字一句覚えていきました。


ではどのように回していったか。

後々の法人税や所得税の勉強にも使った方法なのですが、1回1題あたり15~20分(見開き丸々2ページの理論の場合)を目安にして、1回当たりの時間を短く、その代わり、できるだけ目を通す回数を増やすようにしました。

もちろん、1回で覚えることなんて不可能なのですが、エビングハウスの忘却曲線が示す通り、初見の理論を2時間、3時間かけて一気に覚えたとしても、時間の経過につれ結局は欠落していってしまうわけで、それよりも間隔を空けずに目に触れる回数を増やしたほうが有効です。

そんなわけで、理論先行、計算はゆっくりという感じで直前期までは学習していきましたが、独学のため、自分の実力がどの程度か、どこまで通用するかわからぬまま勉強していきました。

直前期の通学

そのような経緯もあって、実力を測る場所がほしいと思い、直前期の答練のみ通うことにしました。

答練の結果は前回書きました通り、散々なものでした。一言で言うと、これが税法の壁かという感じです。

原因としては、計算の総合問題を解き慣れていなかったことと、そもそも答練で勝負できるだけの基礎のインプットができていなかったことが挙げられます。

理論はある程度書けるという手ごたえがあったのですが、計算はそもそもスピードが追い付かず、途中まで解いて時間切れというケースがほとんどでした。

結局のところ、消費1回目の受験は財務諸表論との併願だったため、試験の直前になって、2科目同時合格を目指すよりは、確実に財表を取りに行く作戦に切り替えました。

諦めと捉えられるかもしれませんが、試験日までの日数と確保できる時間、その時点での実力を考えると、現実的な判断だったかなと個人的には思います。




・・・次回(その3の記事)に続く。
—————————————————————————-
「クラウド会計に強い」池袋の税理士事務所 会計事務所タクシス


    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です