税理士試験回顧(消費税法編) その3

その2の続き】

1年目の試験を終えて

1回目の消費税法受験後は、ある程度不合格は悟っていたため自己採点もせず、とりあえず年内は新しい年度の理論マスターを回して過ごしておりました。

幸い財表は合格でき、66回の試験は、2回目の消費メインで、それでも法人と両立させるプランで進めていきました。

とはいえ、やはり初学者にとっては法人は難関であり、かつ、個人的にはその年の9月から新しい職場での勤務を始めていたため、結果が来るまでは消費はそれほどやる気は出ませんでした。(結局、結果はAでしたが、手ごたえからすると合格からは遠いAだったと思います。)


2年目の過ごし方

さて、結果が判明して翌1月からはTACの上級コース(経験者向け)に入り、毎回出席を目標にやっていました。講義は土曜週1回でしたが、演習回と講義回が交互にやってくるようなスケジュールでした。

講義が始まってからしばらくは、「演習の目標は上位30%に入ること、但し、演習で良い点を獲るためだけの勉強はしないこと」ということをテーマにこの時期は臨んでいたように記憶しています。

具体的には、理論の学習でいくと、演習回は「予告理論」といって理論を数題ピックアップして「ここから出題されますよ」というアナウンスがされますが、その週はその「予告理論」だけを暗記するのではなく、それ以外の理論も見ていくように心がけました。

演習で良い点を獲ろうと思ったら出題予定の部分だけを覚えれば良いのですが、試験に受かるための勉強ということを考えると、それはあくまで「最低限」なのかなと思っています。

それに、受験者の集団から頭一つ抜けることを目指すなら他人と同じようにやっててはいけないわけです。そのことを常に意識していました。

計算では、上級の演習だと難しい論点や複雑な論点が多数出題されますが、私の場合、ブランクがあったこともあり、トレーニングや総合問題集の基礎編などを使って、難しい問題はできなくても簡単な問題は得点できるように、基礎知識をブラッシュアップしていきました。

結果を言うと、上級演習や直前期の答練では、ほとんど上位30%以内には入れませんでした。但し、私はそれに一喜一憂せず、目標は本番で合格者の枠にどうにか滑り込むことという意識を捨てないようにしていました。

試験直前には、理論はある程度頭に入ったという実感があったため、理論と比較すると不安のあった計算を中心に、それも簡単な問題を中心に取り組んでいました。結果的には、その取り組みが合格につながったのかなと思っています。

一般的な受験者、あるいは予備校のカリキュラムは、計算を先に覚えさせて、直前期に入って試験が近づくにつれて、理論を暗記させる、俗に言う「回す」ことを最優先にする傾向があります。

それはそれでメリットがあるのですが、計算をある程度やらないと、当然知識は欠落していきますし、感覚が鈍ったり、スピードが落ちたりしてしまうものです。

言い換えれば、予備校のテストで計算の成績が良かった人でも、本番だと付け入る隙ができてしまう。まあ、このようなことが言えるのも、理論で貯金を作ったからに他なりませんが。

幸い2回目で消費税法は合格することができました。

私の経験した限りでお伝えできることは、
・演習や答練で良い点を獲ることよりも、試験で頭一つ抜け出すことを意識する、意識して勉強する
・理論暗記には個人的な能力は関係ない、やるかやらないか
・理論暗記はかけた時間より、見た回数のほうが重要
・消費は題数が少ないので、最初から捨てる、題数を絞るという発想はあり得ない
・計算は難しい問題が解けるようになるより、基本的な問題で落とさないように
ぐらいですかね。

何かの参考にして頂けると有難いです。
(おわり)




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