税理士試験回顧(簿記論編) その2

その1の記事の続き】
さて、その年の9月から予備校の講座を受講することにしましたが、時間の融通がきくDVD通学を選択し、基本的には土日のうちどちらかを講義の日として確保していました。

開始当初はスケジュール通りに講義を受講していましたが、慣れない勉強をスタートしたこと、そして休日出勤も時々あるような勤務環境で講義のカリキュラムを遅れずにこなそうとしていたことで、徐々に身体的にも精神的にも負荷がかかっていきました。


体調不良、そして・・・

講義の受講からしばらく経った11月ごろ、突如右の耳に異変を感じました。耳鼻科に行って診察してもらったところ、メニエール病との診断でした。

病気については詳しく書くつもりはありませんが、原因としてはストレスによる部分が大きかったと思います。

慣れない勉強、仕事のストレス、時間のやりくり、プライベートのこと・・・、何が原因というわけではありませんが、いろいろ積み重なったものだと思っています。

少なくとも、仕事に支障をきたすことだけは望みませんでしたので、まずは仕事に穴をあけないよう自分自身に過度な負荷をかけないことを第一に、病気と向き合いながら生活しました。

そのため、勉強については少し優先度を下げて、あくまで体調重視でスケジュールを組み立てていきました。

当時は大変でしたが、上記のような経験をしたことで、ただがむしゃらに勉強するのではなく、体調面を考慮してスケジュールを組み立てること、少ない時間で大きな成果を得られるよう工夫しながら学習していくことが大事という意識に変わりました。

今となっては、受験勉強開始当初に辛い経験をしたことがかえって良かったと思っていますし、実際、その意識改革がその後の受験戦略に大きな影響を与えました。

立て直し

結局、年が明けてしばらくは、まともに予備校に通うこともほぼできていませんでした。

徐々に講義の消化が遅れ、最大で2ヵ月ぐらい遅れてしまいましたが、それでも焦らず、今現状できる限りのことをしていこうと春先あたりから徐々に遅れを取り戻していきました。

最終的には、受験日の一週間前にはすべての講義を受講することができました。

但し、答練や全国模試などはスケジュール的にリアルタイムで受ける余裕がなかったため、答練や模試の問題は家に持ち帰って解いていました。そういう意味では、実戦不足ではありましたが、最低限問題を複数回解くことは達成できました。

簿記論学習の際、やっていたこと、意識したこと

簿記論の試験の場合、個別問題2題と総合問題1題という構成で出題されますが、私の考えでは、総合問題も一つひとつの仕訳の集合体と考え、仕訳の精度を高めることに重点を置いていました。

具体的にやっていたことは、予備校の基本テキストを複数回復習すること、そしてトレーニングという問題集を複数回解くことです。

トレーニングを回していって、もう解かなくても理解できている問題をつぶしていき、完璧にマスターできていないものはつぶさずに次回繰越、というようにやっていました。

まとめ

転職や多忙、病気など、紆余曲折ありながらも試験を受けられるところまで到達できた私は、試験が近づくにつれて、緊張よりも無事に試験を受けられることの喜びを感じることのほうが多かったです。

どこかで挫折したり、諦めたりしていたら、受けられなかったかもしれなかったわけで。

試験当日、試験会場にたどり着いた際には、ようやくここまで来たな、と感慨深い気持ちになりました。さらに、せっかくここまで来たのだから、このチャンスを無駄にしたくないと強く思いました。

私の受験した第64回簿記論は、簿記論史上過去最高難度のクラスの問題で、簿記論の試験なのに電卓の音が全く聞こえてこない異常な120分間でした。当然ながら、私も解答できる問題を探すのに必死でした。

それでも、絶対に最後まで諦めないという気持ちを持って、埋められるところはひたすら埋めました。

結果、何とか合格を手にすることができました。

私の経験した限りでお伝えできることは、
・諦めないことで何かが起こるかもしれない、諦めたら終わり
・とにかく基礎を大切に
・辛い経験や失敗も自分の財産になるし、成功の大きな源になる
・社会人の場合は特にですが、がむしゃらに勉強することより、まずは戦略を立てること

ぐらいですかね。

簿記論は最初に受けた科目なので、記憶があまり定かではない点もしばしばありまして、いろいろ思い出しながら書いてみました。こんな感じですが、何かの参考にして頂ければ幸いです。
(おわり)




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