税理士試験 5科目官報合格か大学院免除か・・・私の考え方

税理士試験の5科目官報合格を目指して勉強を始めたものの、途中で大学院に切り替える人が最近では少なくありません。

最近の登録者の内訳では、大学院の2科目免除者のほうが多く、試験合格者のほうが少数派になりつつあるというのも実際のところです。

私の個人的な意見としては、資格取得のためのいろいろな選択肢があることは良いことだと思っていますし、その属性で能力や資質を判断すべきでないと考えています。

私はいろいろ理由があって官報合格しか考えていませんでしたが、基本的には上述の考え方です。


大切なのは、「税理士になってから良い仕事ができるか」

大事なことは、税理士となってから何をしていくかということです。

税理士となったら、資格取得の過程なんて正直なところ些細なことです。

重要なことは、税理士として良い仕事ができるか、良いサービスを提供できるか、業界の発展に寄与できるか、社会に貢献できるか、人の役に立てるか・・・。

各々いろいろな志向や考えはあるとは思いますが、あまりにも税理士になるまでの過程にこだわり過ぎるのは不毛だと思っています。

一方が他方をディスったり、逆に卑下したりすることに何の意味もありません。

大学院だっていろいろ大変なはずだ

私は経験がないのでよくわからない部分もありますが、大学院に転向した場合も仕事と並行して通学し、勉強しなければならないわけで、そういう意味では試験勉強と同じく大変です。

平日の夜や土日に通学する大変さは間違いなくあるでしょうし、講義の都度準備したり、専攻分野の書籍を読むなどの研究を行いつつ、最終的には論文を書いたりしないといけません。

大学院に行ったからといって、無条件に免除が受けられるというわけではありません。資格取得のために努力しなければならないという点では同じです。


私の場合・・・試験合格を目指した理由

私が院免除を考えなかった理由は、三つあります。

一つは、上にも書いたことですが、時間や学費がかかるということです。

私は3科目受かった時点で、法人税法、所得税法の勉強を既に始めており、その次の試験での官報合格を目指すことにしました。そして、幸いなことに想定通り二科目同時合格で官報に載りました。

もし仮に、その時点で大学院通学を決めていたら、今(記事を書いている時点)も大学院に通っていることになります。

大学院に行くには学費がかかるということ。そして、当然ある程度時間がかかるということ。その点については、現実問題として考慮しなければいけない点です。

二つ目は、官報合格か院免除かを気にされる人も存在するということです。

試験勉強していた時期のことですが、先輩税理士の方からは、官報合格できるならそちらのほうが絶対に良いと聞いていました。その理由としては、官報合格か院免除かを気にされる人も一定数存在すると。

税理士の人だと、もちろん試験制度や資格取得について詳しい方が多い(詳しくて当然)ので、実際、私も新たに登録してから幾度も官報合格かどうか聞かれました。
それは全然良いのですが、他士業の方や別の業界の方にも聞かれたことがありました。

私の考えでは、上記のとおり、属性で能力や資質を判断すべきでないと思っていますが、現実問題としてそういう人もいるということは頭に入れておいたほうが良いかもしれません。

そして三つ目。試験合格で得られることは、税理士登録の権利だけではないということです。

いろいろ言われている税理士試験ですが、合格して得られることは、税理士登録の権利や達成感はもちろんですが、それだけではありません。

自分自身で合格までのプラン・戦略を立て、そしてその都度最良の方法を考えていくこと。そして、自分自身で意思決定して、努力していくこと。うまくいかない時には反省し、修正しながら、最終的に結果を出すこと。

それらをやり続けることが税理士試験では求められますが、それらを逃げずに続けることで、自信がついていきますし、成功を重ねていくことが何にも代えがたい経験となります。

私も試験勉強開始から官報合格までの間は、非常に苦しい思いをしながら仕事と勉強を両立させてきましたが、合格までの数年間はとても貴重な経験でしたし、その経験は今となっては自分自身の心の支えとなっています。




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