税理士試験 社会人受験生は年内先行逃げ切りが有効策

今回は、以前に書いた記事の補足です。
参考記事:税理士試験は一年トータルの勝負と心得るべし

上記の記事では、勉強にある程度時間を割ける時期と、仕事を優先すべき時期をある程度予測できるはずなので、勉強できる時期に前倒しで勉強するなり、精度を高めるなりしておいたほうが良いということを書きました。

全ての人にあてはまるとは限りませんが、社会人受験生のうちの多くは、年明けから5月、6月までの間に仕事のピークがやってくるはずです。

繁忙期は相対的に勉強時間が少なくなってしまうことは仕方のないことですので、その分比較的余裕のある時期にできる限りのことをしておく、というのが合格への近道です。

その余裕のある時期というのは、ずばり「年内」です。


年内重点学習の隠れたメリット

年内にできる限りの学習をしておくことのメリットは、上述の、繁忙期に備え、時間の余裕のある時期になるべく勉強しておく、という点以外にも実は重要なポイントがあります。

新たな科目を勉強する場合、たいてい9月開講の講座を選択される方が多いかと思います。

9月から4月までが基礎的な論点を順々に学習していくいわゆるインプット期、5月以降は直前期で、本試験を見据えて演習を数多くこなす時期となります。

その中でも、9月から年末までの年内時期は、基礎的な論点の中でもとりわけベーシックな論点を学習する時期です。

税理士試験においては、必勝法の一つとして、難しい問題を解けるよりも、基礎的な論点をいかに正確にスムーズに解答するかということがよく言われます。

その点からも、年内に学習する論点をしっかり固めておくことが合格への近道であると言えましょう。

直前期になって応用論点を詰め込もうとしたり、本試験レベルの問題をたくさん解いたからといって、年内に学習するような論点をしっかり押さえられていないと、時間をかけてもそれほど効果は得られません。

直前期の追い込みは、年内の基礎固めがあってこそ効果を発揮します。

繁忙期に勉強時間を確保できないと気持ちの面で焦るかと思いますが、上記のことを意識しておけば動じることはないでしょう。

私はどうしたか

私の場合、合格した科目の中で先行逃げ切り策をとったのは、最後の科目である所得税法でした。

所得税法の勉強を進めるにあたり、前回の本試験での受験科目である法人税法、消費税法の合否によって年明けからの学習プランが大きく変動する可能性がある、言い換えれば、不合格だった場合に同時並行の学習となることを常に念頭に置いておくことが必要でした。

そこで、合格発表がある12月までは、とにかく所得税法の勉強に時間を割こうと考えました。

所得の勉強では、9月からレギュラーコースという初学者向けのコースを受講することにして以来、月に1回の実力テストで満点を獲るという高い目標を持って学習に臨んでいました。

計算のテキストは、講義後すぐに復習する、そして実力テスト前にも復習する、そして、問題集も最低一回りはこなすことを意識して勉強しました。

理論の学習では、出題範囲となった理論は一字一句正確に解答できるように繰り返し暗記し、さらに過去のテスト回の出題範囲も忘れないように、記憶の維持に努めました。

常にパーフェクトにこなすところまではいきませんでしたが、それに近いことはできたと感じています。

テストの結果も、結局満点は取れませんでしたが、98点、99点といった満点に近い点数を何度も獲ることができました。

結局、当時の合格発表では、消費税法は合格、法人税法は不合格となり、年明けからは、所得、法人の同時並行となってしまいました。

しかし、年内の積み上げが功を奏したのか、所得税は直前期には学習に余裕ができたため、うまく二科目のバランスを取りながら勉強を進めることができました。

ご参考にして頂ければ幸いでございます!




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