税理士試験 予備校の直前対策テキストの取捨選択
~直前期に入ると配られる分厚いテキスト。手が回らないなら無理して使わなくて良い。~
こんにちは。池袋の税理士事務所、会計事務所タクシスの伊藤です。
予備校の税理士試験講座では、5月以降のいわゆる直前期に入る段階で、「直前対策テキスト」という分厚いテキストが配布されます。
そのテキストに収録されている内容は、
・その年度の改正点
・直前期以前で学習しないマイナー論点
・過去問、及び過去の出題傾向
・既習論点の総まとめ
・総まとめ問題
などです。
もちろん、予備校によっても若干内容が異なりますし、受験科目によっても多少異なるかと思います。
その直前テキスト、私はあまり好きではなく、ほとんど手をつけませんでした。
私の場合
ほとんど手を付けなかった理由ですが、
税理士受験初年度以外(2年目~4年目)は二科目受験(受験遍歴はこちら)だったため、
着手する余裕がなかったというのが正直なところです。
ちなみに、直前テキストをフルで活用したのは初年度の簿記論単願の時ぐらいでして、それ以外の科目についてはほぼまっさらな状態で受験日を迎えました。
ただ、それでも何とか合格という成果を手にすることができているということを考慮すると、必ずしも直前テキストをフルで網羅する必要ではないのではと考えています。
実際問題、基礎期の教材として、基本テキスト、問題集、理マス・理サブなどの理論教材があり、直前期に入ると模試・答練も加わってきます。そして、「直前対策テキスト」。
冷静に考えると教材が多すぎですよね・・・。
配られた教材には手をつけなきゃ!と思うのが通常の考え方ではありますが、すべての教材に手をつけたとしても、その多すぎる教材のエッセンスを得るのはほぼ不可能ではないでしょうか。
私の持論としては、税理士試験の学習においては、直前期以前の「基本テキスト」と「理論マスター・理論サブノート」といった理論の規定集がバイブルなんですよね。
基礎的な論点や重要度の高い理論を完璧にマスターしている方以外は、そちらの習得に注力したほうが良いと個人的には考えています。
私は同様の考え方から、「理論ドクター」という応用理論の教材も講義で参照する以外は手をつけませんでした。
また、初学者がベテラン受験生に勝つには、あるいは、時間のない社会人受験生が受験専念に勝つには、いかに基礎的な論点を精度高くマスターできているかに尽きます。
そのような観点でも、基礎期の教材の重要度を上げたほうが良いかと考えます。
手をつけたほうがいい箇所
思い切って直前テキストにタッチしない場合でも、少なくとも押さえておいたほうがが良い箇所はあると思っています。
その年度の改正点と、講師が講義の中で触れた部分で重要だと思われる箇所は見ておいたほうが良いでしょう。
そのため、「捨てる」といっても、物理的に破棄・処分はしないほうが賢明です(笑)
まとめ
直前テキストに関して私がお勧めする方針は下記。
・改正点や、講師が重要だという箇所は押さえておこう
・その他の部分は講義で参照するぐらいにとどめる
そして、答練・模試をきちんと受けてその復習をコンスタントにしつつ、基礎的な論点に不安がある方はそちらをマスターできるように心がけましょう。
もちろん、時間のある方や他の教材をやり尽くしてヒマでしょうがない方、満点を狙っているような方はその限りではありません(笑)
ご参考まで!
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