独立開業の体験&失敗談 事務所案内パンフレットを作成、そして
~税理士事務所の創業時の経験を語れる範囲で語ります。まずはパンフレット作成について~
こんにちは。会計事務所タクシスの伊藤です。
私は2018年4月に独立開業しましたが、これから税理士登録、開業する方々にご参考になるように、これまで私が経験したことや失敗談などを少しずつお話していければと考えております。
今回は、「事務所案内用パンフレットの作成」について。
開業後しばらくして、事務所案内用パンフレットを作成した
作成しようと考えたのは、開業後しばらく経ってからでした。
実際にものが納品されたのは開業して二か月ぐらい経った頃。
事務所案内用パンフレットを作った理由としては、下記の二点。
まず一点目。
自分自身のことや事務所の強みを知ってもらうツールとして活用したかった、というのが第一の理由です。
開業後の営業活動において私が意識したことは、顧問先になる可能性のある層だけでなく、お取引のある方々、知人の方々などできる限り多くの人に会うこと、そして、自分自身のことや事務所の存在を知ってもらうことでした。
税理士業という、紹介でのクライアント獲得が多いビジネスであるがゆえ、直接ターゲット層に働きかけるだけでなく、様々な会社、経営者とつながりのある方々に顔を売っていくことも営業活動の一環と考えたためです。
名刺交換して挨拶させて頂いてそれっきり、というケースも多くありますが、パンフレットというモノで渡した場合、今後何かのタイミングでパンフレットを再度見て頂く機会もわずかながらあるかな、というのが私の思考でした。
また、契約の面談の際にも、自分自身の強みや事務所の特長、自身の思いを記載したパンフレットを使うことで、円滑に面談を進めることができるだろう、という考えもありました。
そして、二点目。
少しでも事務所としての信用を得られるようにしたという点です。
これは半ば印象の話にはなってくるので、必ずしもすべての人に効果的というわけではありません。
ただ、士業事務所でもホームページがなかったら信用を得られない、というのはよく聞く話。
ホームページというのはあくまでも例ですが、士業にとって信頼感はとても大切であって、それだけで信頼を得られないということは致命的。
逆に考えれば、ある種「ちゃんとしている」事務所であることが認識されればそれだけでも利点となります。
私のような、個人でやっている事務所は特にそのあたりは重要かなと考えていました。
事務所案内用パンフレットを作成して良かった
今振り返ってみると、作成しておいて良かったと考えています。
パンフレットを作成し、色々な人に渡すということがどれだけ事業に寄与したか、という点では、具体的な成果を測ることは難しくはありますが、渡した時の反応の良さや、渡したことによってさらに話が広がったり弾んだり、という効果は間違いなくありました。
また、人によっては、一度に数部渡しておいて、他の方にもぜひご紹介くださいという営業トークにもつなげやすかったです。
総じて、当初意図していたこと、すなわち、自分自身のことや事務所の強みを知ってもらうツールとして活用したい、そして、事務所としての信用を得られるようにしたい、ということについては十分満たされたかなという感想です。
また、余談ですが、初めて会う方とお話する時にパンフレットがあることで、手持ち無沙汰にならないですし、話す内容にも苦慮することはありませんでした。
失敗談
さて、ここまでは良いことばかりを書いてきましたが、当然ながらデメリットや反省点もあります。
デメリットは当然コストがかかるという点、そして、配布できないと在庫として残ってしまうという点です。
コスト面
コストについては、依頼する業者によってピンキリでしょうが、私の場合は多少紙質が良く、見た目もキレイな仕上がりにして頂いたので、それなりにかかりました(具体的には、十数万円)。
パンフレットを作成したことについては全く後悔はないのですが、かけたコストに見合った効果が実際あったのかを測りかねるところが難しい。
私自身は効果を感じましたが、具体的な数字に表れなかったり測定できなかったりはありますからね。
最大の失敗・・・部数を刷り過ぎた
最大の失敗については、部数を刷り過ぎたという点です。
通常、パンフレットの代金には制作料が含まれているため、部数を刷ればするほど一部当たりの単価は下がります。
それを考えて発注するのは悪いことではありませんが、実際に配布できるかどうかは別問題。
私の場合、予測できないにもかかわらず、思い切って2,000部発注してしまいました(汗)
お恥ずかしい話、パンフレットを作成してから約2年近く経とうとしていますが、その大半はオフィスのデスクの下に眠っています。
例えば、DM用のチラシであれば不特定多数に向けて発送するというのも一つの手ですが、事務所案内についてはそのような形で配布するのは不向きなんですよね。
実際に郵送も考えましたが、費用対効果が見込めなかったため、やらないことにしました。
また、さらなる失敗、反省点。
実は2020年5月に事務所移転することになりまして、事務所案内パンフレットの扱いが微妙になってしまいました。
事務所案内には、当然ながら事務所住所や地図などが記載されていますし、私の場合、池袋っぽい写真も取り入れてしまっていました。
移転先は池袋から近いものの、少々離れたところ。
住所だけなら、上からシールを貼って・・・という対応ができなくはないですが、さてどうしようか(笑)
まとめ
そういうわけで、開業当初には事務所案内用のパンフレットを作成しましたが、良い点や失敗、反省点などが色々見つかりました。
まあ、現実的に配れる分を作って、足りなくなったら再度発注すれば良いわけで、あまり最初からたくさん刷らないほうが良かったですね。
ぜひ一つの事例として参考にして頂ければと思います。
最後に、以前に、パンフレットについて書いた投稿がありましたのでそのご紹介。
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