税理士試験 簿財を別の年度に受験するのも悪くない

~税理士試験の必須科目、簿記論、財務諸表論を別の年度に受験、合格した私がお伝えするメリットとは~

こんにちは。池袋の税理士事務所、会計事務所タクシスの伊藤です。

今回は、これから税理士試験の受験を検討されている方、簿記論、財務諸表論の勉強をされている方に向けて記事を書いていきます。

税理士試験の学習の開始を検討する際、まず必須科目である簿記論、財務諸表論(いわゆる簿財)から取得することを念頭に受験プラン、学習プランを立てる方が多いかと思います。

その中でも、簿記論、財務諸表論の会計科目二科目を同時学習される方もそれなりの割合でいらっしゃいますよね。

むしろ、予備校などでは学習時間、効率等の観点から簿財同時受講が推奨されていたり、「簿財同時パック」などという形でそれぞれ別個に申し込むより受講料が割安になっていたりと、

ある種この二科目は同時に学習してしかるべし、という風潮すらあります。

私の場合は、大半の方と同じく、最初の年度は簿記論から学習を開始しましたが、簿財同時学習については理由があり避けました。



私が簿財を別の年度に学習、受験した理由

私が簿財の同時学習を回避した理由は大きく二つあります。

1.仕事がフルタイム、かつ、残業がそれなりにある職場に勤めていたため

2.資格試験の勉強自体が久しぶりで、勉強の習慣すらなかったため

1.について

私は簿記論学習開始当時、とある事業会社の経理をしていましたが、その会社では様々な理由で経理職にしては残業が多かったり、しばしば休日に出勤せざるを得ない状態でした。

私の考えでは、社会人たるもの、仕事が本分という思考もありました。

まずは仕事に支障が出ないように、そして、仕事と勉強両方で成果が出せるように、という点で学習プランを考えて、最初の年度は簿記論のみを学習、受験することを決めました。

2.について

資格試験の勉強については、簿記論を学習する数年前に一時期、簿記1級の勉強を始めたことがありました。

しかし、結局勉強の習慣がつかなかったり、やる気が起きなかったり、仕事との兼ね合いで手が回らず断念したことがありました。

税理士試験の学習はそれ以来の勉強でしたので、いずれは税理士になりたいという強い思いがありながらも、1級と同じように途中で断念しないかな、と一抹の不安がありました。

簿財については、いずれ取得しなければならない科目であるがゆえ、同時進行も選択肢の一つで考えていたのですが、ゆるやかに勉強と仕事の生活に慣らしていくために、一つずつ学習していくことに決めました。

受験を終えてから振り返り・・・別々に受けて良かった

今の時点で振り返ってみると、別々に受けて良かったと感じています。

別の記事でも書きましたが、実は簿記論を2013年9月から勉強し始めて数か月経過した頃、メニエール病という病気を患いました。

恐らく、仕事の負荷に加えて、勉強という体力的にも精神的にもハードなタスクが加わったことにより自分自身にプレッシャーがかかったことによるものでしょう。

病気になってからしばらくは講義の消化が遅れながらも、受験にはこぎ着けられるようゆっくり立て直していきましたが、

もし簿財同時に学習していたら、ろくにリカバリーできず、両方が中途半端になってしまったのではないかと想像します。

また、よく言われる、学習範囲が重複しているので、同時に学習を進めていくことで効率的な学習ができる、という簿財同時学習によるメリットという点では、私のように一年目:簿→二年目:財と、時期をずらして勉強した場合でも十分にメリットを享受できました。

具体的にお話すると、一年目に簿記論をマスターしたことにより、二年目の財務諸表論の学習が非常にスムーズに進んだこと(特に計算はほとんど一緒)、その分財表の理論や二年目のサブ科目である消費税法の学習に集中的に時間を充てられました。

上記の話をまとめると、

受験勉強を始めてからいきなりハードな負荷がかかるよりは、自分自身の現状に照らして無理のない程度に始めてみて、仮に病気や仕事多忙等突発的事象で手が回らなくても、どこかでリカバーできるぐらいの余力を作っておくことが結果的に吉と出た。

一年目に簿記論を一通り学習したことで、二年目の財務諸表論の学習を余裕をもって行うことができ、その余力を税法の学習に使うことができた。そして、翌年以降の税法科目の連続合格につながった。



どちらが良いかはあくまで人それぞれ

今回は私の体験を基に記事にしてみましたが、どちらが良いかはもちろん人それぞれです。

私の場合は、結果を含め別々にやって良かったといえますが、簿財2科目同時学習のメリットも当然あります。

簿財を最初の受験でダブル合格できれば、1年で2科目クリアできることになり、早期合格の可能性が高まる。

また、大学院での税法免除を考えている方にとっては、その時点で実質残り1科目となりほぼ終わりが見えた状態になる。

予備校に通う場合、簿財同時受講で受講料が安くなる。

先ほども書きましたが、学習範囲が重複しているので、同時に学習を進めていくことで効率的な学習ができる。

などなど。

もしこれから受験プランを考えたり、予備校の講座の選択をしていく場合、上記のメリットも一つの判断材料として、頭の片隅に入れておいたほうが良いでしょう。

最後に
不定期ではありますが、昨年の夏ごろから本来の業務と並行して、税理士試験に関する記事を書いてきまして、かなりの記事数になりました。もしよろしければ他の記事もご覧頂き、今後の受験計画、勉強法を確立する際のご参考にして頂ければ幸いです!
リンク:個人のつぶやき – 税理士試験

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