税理士試験 過去問を解く解かないの是非

こんにちは。池袋の税理士事務所、会計事務所タクシスの伊藤です。

大学受験や資格試験においては、過去問が重要だと良く言われます。

これまでの出題傾向を把握する、実際の試験問題に触れておくことで今後の本試験と同レベルの問題を体感できる、など、過去問研究することのメリットがあるのは事実です。

しかし、私の場合、これまで税理士試験の受験を経験する中で、過去問研究は行いましたが、過去問を解くことは一切しませんでした。今回は、その理由について記していきます。

これから紹介していく内容はあくまで私の個人的な見解であり、絶対的なものではありませんので、ご了承ください。


税理士試験の過去問を解かなかった理由

私が過去問を解かなかったのには、二つの理由があります。

一つは、税理士試験の問題は、どの科目においても、問題の指示不足、資料不足、解が複数存在するなど、問題の不備がしばしばあって、いわば本試験ほど悪問が多いということ。

二つ目は、直近の過去問を解いても、同一の問題や類似の問題が出る確率は低いので、インプットという観点では効果が薄いという点です。

本試験ほど悪問が多い

問題の不備に関しては、従前よりよく言われていることですが、私の受験した回でも議論を巻き起こすような問題が出題されました(第66回の消費税法など)。

当記事では、不備については詳しく書きませんが、受験される方のことを考えると、せめて問題の質は上げてほしいなあという思いではあります・・・。

さて、本題に戻ります。

直前期に力試しとして本試験の問題を経験したいという気持ちは理解できますが、あえて悪問に取り掛かることによって調子を崩したり、精神的に落ち込むリスクを考えると、解かないほうが吉、というのが私の個人的な意見です。

但し、それだと本試験のレベルも体感できないし、本試験の問題を見ることなく本番を迎えるほうがリスクなのでは、という意見もあるかと思います。

もちろん、それも一理ありますが、私は下記のような考えです。

TACや大原などの予備校では、模試や答練で、過去の本試験の出題傾向に沿った問題が出題されます。

さらに、私の通っていたTACの場合は、直前期に「補助問題」といって自習用の計算総合問題が都度配布されるのですが、その中には本試験の過去問題をベースにしているものであり、かつ、本試験の問題にありがちな、指示不足などの不備を無くす形で問題が組まれています。

模試や答練、そして上述の補助問題をこなすことで、本試験の問題を解かずして十分骨のある問題を経験することができると個人的には考えています。

また、私は、過去問を解くことには否定的だったものの、過去問研究をしたり、過去の出題傾向を研究すること、そして、それを踏まえた学習をすることはむしろすすんで実施していました。

過去問研究、出題傾向の把握については、本試験の問題を解かなくても問題なくできますし、予備校の講義やテキストにおいても都度過去問、出題傾向は紹介されますので、その程度で十分かと考えます。

まとめ

あえて過去問を解くことのメリットを挙げるとすれば、本試験のようなクセのある問題にぶちあたることで、自分自身の「真の実力」を把握できるというところでしょうか。

模試や答練は、極力問題に不備、指示不足などが発生しないように作成されているため、いわゆるキレイな問題であって、かえって悪問に対する免疫、慣れのようなものが身につかないという見方もあります。

と、過去問を解くか解かないかというテーマで記事を書いてみましたが、あくまで参考程度に考えて頂ければと思います。




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