税理士試験 直前期にこそ基本テキストの総復習を
~合格するためのエッセンスは基本テキストに詰まっている!ぜひ直前期に一度おさらいを~
こんにちは。池袋の税理士事務所、会計事務所タクシスの伊藤です。
この記事を書いている時期は6月の中旬で、税理士試験のスケジュールに照らし合わせると、いわば直前期真っ只中というところでしょうかね。
TACの全国模試も例年この時期ですよね、確か。
さて、今回お伝えしたいことは、税理士試験は基礎が大事とよく言われますが、基礎を大切にするのであれば試験直前にこそ基本テキストの総復習をしましょう、ということです。
直前期に陥る落とし穴
受験予備校の税理士試験の年間学習スケジュールを区切ってみると、
9月から4月までがインプット期、5月以降は直前期
というカリキュラムが一般的です。
インプット期は講義中心のクラスもあれば演習中心のクラスもありますが、基本的には基礎的な論点の講義を受けながら実力を身につけていく期間です。
それに対して、直前期は税理士試験本番を見据えたカリキュラムが組まれます。
講義では、過去の出題傾向を確認したり、頻出論点の演習や、4月までの講義で触れられていない枝葉の論点をやりつつ、さらなる知識の上乗せを図っていきます。
そして、毎週のように120分の演習が実施され、短い期間で本番形式の問題、しかも本番と同レベルまたはそれ以上の難度の問題をひたすら解かされるわけです。
そうなると、本番レベルの問題に適応できていくことにはなりますが、
その反面、日頃の学習も演習問題の復習や理論暗記にシフトしていき、逆に基礎的な論点が徐々に欠落していくことになります・・・。
知識は常に欠落していく・・・知識のメンテナンスは定期的に
税理士試験を勉強されている方なら痛いほど理解できるお話かとは思いますが、どうしても覚えたこと、学習したことは日数が経過するにつれて欠落していきます。
それはやむを得ないことで、欠落していくのであれば、補強していくしかありません。
特に直前期は、上記の通り様々なことを学習しなければいけませんので、時間的にも精神的にも余裕がないというのは事実ですが、
裏を返せば、その中でも直前期に基本論点を総ざらいできれば大きなアドバンテージとなります。
直前期の答練や模試でも基礎的な問題は一定割合で出題されますし、全ての答練・模試を完璧に復習できればほとんどの論点はカバーされているとは言われますが、体系的に知識を補強するという観点では少々弱いと思っています。
そうなると、やはり基本テキストに一度戻って基礎的な知識を補強するのがベターなんですよね。
正答率が低く難度の高い問題を正解することより、基礎的な問題でいかに得点を積み重ねるかが合格のカギ、と以前より言われていますが、そのセオリーにも即した学習法だと思っています。
私の場合
私の場合ですが、基本テキストを基礎期の講義が終わった後も一通り総ざらいをやるようにしていました(できずに終わった科目もアリ)。
科目によって細かい部分は異なりますが、一発合格を果たした所得税法の場合は、
1周目・・・講義の復習として
2周目・・・月イチの実力テストの対策として
3周目・・・直前期に入る手前&入ってからの知識のメンテナンスとして
と、若干感覚を空けながら、ゆっくりじっくり回すようにしていましたね。
逆に、直前期に配布される直前テキストは、講義中以外はほとんど開きませんでした。
ご参考まで!
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